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朝ヨガの7つの楽しみ ヨガヨム13号

朝ヨガの7つの楽しみ  2007年夏 掲載

背広ヨギ  

私は来年でヨガを始めて10年目になります。最初は腰痛持ちで背中は亀の甲羅のよう
にパンパンに張っていて、前屈して床に手が届きませんでした。今までヨガスタジオで
様々な人に会いましたが、私以上に固い人は見たことがない程です。しかし、そんな私
でも出勤前に、ヨガをする楽しさを見出し現在まで続けることができました。その楽し
みを読者の皆さんとシェアできたら幸いです。

 朝ヨガの7つの楽しみ

1)自分の本質に触れやすい
  
  パタビ・ジョイス師の著作「ヨガ・マーラ」の中で、「ヨガとは自分の本質を知る
  ための手段」と記されています。そして、早朝はとても静寂につつまれて自分自身
  の心身も睡眠によってリセットされています。そうした時には、非常な精妙なバイ
  ブレーションを放つ自分の本質である真我に触れやすくなります。それゆえにヨガ
  の練習時間として最適です。

2)太陽のエネルギーが最大

  太陽が放つエネルギーにも一日の中で変化があり、日の出直前のエネルギーが最も
  強いと言われています。ヨガをする上で大切なプラナを身体に取り入れることで、
  心身の活性化を図るという目的からして、その効果は倍加されることでしょう。そ
  して、朝の静寂と共に意識の覚醒に良い効果を生むでしょう。

3)心身のクレンジングに最適な時

  人間の身体の働きは一日の中で、消化・吸収・排泄のサイクルを持っています。で
  すからそのサイクルに従って生活することが身体に最も良いといわれています。そ
  して朝は排泄のサイクルと言われています。そして、ヨガの主な目的の一つが心身
  のクレンジングです。ですから、その目的が最大限に発揮できる時間帯といえると
  思います。

4)ヨガは東を向いて行う

  ヨガのアサナで、前屈の「パスチマッタナアサナ」はサンスクリット語で、西側を
  強烈に伸ばすを意味し、背中をそらし胸を開く「プルヴォタナアサナ」は、東を強
  烈に伸ばすを意味します。これからも判るとおりヨガは東を向いてやるように作ら
  れています。そして、太陽が東にいるのは朝ですから、その太陽から発せられるプ
  ラナエネルーを身体全身に浴びながらアサナをすることができます。

5)人生の質を高める

  人間も大自然の中で生きる生き物です。そして、早寝早起きすることは本来の人間
  の摂理に適った生活習慣です。人間社会で成功しても、必ず幸福になるとは限られ
  ません。それよりも、ヨガの練習を通じて心身の声に耳を傾け自然の摂理(神の導
  き)に従った生き方をすることで真の意味で人生の質を高められることでしょう。

6)朝は一日のスタートライン

  ヨガは単に肉体を動かす運動ではなく、太陽からのプラナエネルギーを身体に蓄え
  ることも目的の一つです。ですから、一日のスタートラインである朝に練習すると
  心身ともに活性化され、その日が元気に過ごすことができます。そして朝に自分の
  本質と触れていますから、一日の活動が良い方向へ導かれやすくなります。

7)毎日同じ時間で練習できる

  ヨガを練習する上で一番大切なのは、日々の生活のなかでそれをどのように組み込
  むかです。大抵の人は仕事をしながらヨガを練習しているので、忙しい人にとって
  朝は唯一決まった時間を割くことのできる時間帯だと思います。ヨガを自分の人生
  に取り入れるには、最も都合の良い時間帯と言えるでしょう。

スリャナマスカラ・バンザイ  ヨガヨム12号

スリャナマスカラ・バンザイ 2007年春 掲載

ユキオ/背広ヨギ

私は一昨年の暮れに、髄腫瘍が発病し緊急手術しました。手術は成功したものの、退院当時足は鉛のように重く、痺れがきつい状態でした。当時は将来フルプライマリーを再び練習できるとは想像もしませんでしたが、最近できるようになりました。このように回復できたのも、約1年スリャナマスカラのみを集中して練習した為だと思います。そこで得た経験をご紹介して、皆さんの練習の参考にして頂ければ幸いです。

・ あらゆるアサナの要素が含まれた宝庫
  スリャナマスカラは単純な動きの中で、前屈や後屈の様々な要素が含まれており尚且つ、それを通じてプラナヤマ(ウジャイブレス)・バンダ(エネルギーのロック)・ドリスティ(視点の固定)を深く習得しやすいです。そして、ヨガでエネルギーを巡らす上で最も大切なお腹の柔軟性を養うのに最適だということです。
・ 太陽に礼拝し生かされて生きる
  スリャナマスカラはサンスクリット語で太陽礼拝を意味します。太陽は地球上の生きとし生けるもののエネルギー(プラナ)を、我々に恵んでくれる源です。スリャナマスカラというアサナは、その太陽に対する祈りと感謝の意味があり、それを通じて自然と我々は生かされている存在であり、謙虚に生きることの大切さを養えます。実際スリャナマスカラを繰り返し練習すると、からだが思うように動かずとも、深い充実感を得ることができました。
・ 単純な動作の繰り返しが意識を深める
深い呼吸を伴い同じ動作を続けていくことで、日ごろの雑念が入り込む余地が無くなり、完全に自己へ没入し深い集中力が養えます。実際1時間以上やると完全にハイな状態になります。そしてその結果、日常の雑念やエゴの意識によって繋がりにくい、自分の本質と触れやすくなり、何にも増して深い充足感が得られます。

最後にもう一つ大切なことは、普段の練習の場の存在です。退院後に身体が自由に動かない状態で練習を再開した私を、以前と変わらず受け入れてくれたケン先生を始め荻窪の練習仲間の存在と、そこで練習する人たちのヨガに対するひたむきなエネルギーが、私を勇気付けたことは間違いありません。荻窪のスタジオで共に練習をした皆に、深い感謝をしたいと思います。

Shiva’s Gift  ヨガヨム9号

Shiva’s Gift  2006年秋 掲載

(ユキオ/背広ヨギ)

昨年秋パタビジョイス師のお孫さんのシャラート師が初来日を果たし、私は師の前でフルプライマリーの練習をすることができ、充実したヨガライフを送っていました。そしてヨガの素晴らしさを伝えるべく、ケン先生よりクラスを担当させてもらい、仕事とヨガと忙しい毎日でした

しかし昨年12月、私は突然数日高熱が続き下半身が麻痺し歩行困難となり、緊急入院しました。検査の結果、脊髄腫瘍が胸椎に見つかりました。MRIの写真は、頭を上にした垂直の断面写真です。その時点で、麻痺は胸から下すべてに広がり、死を意識すると同時に、命のはかなさを痛感しました。もちろん、またヨガができるかどうかまで考えが及ぶ余裕はなかったです。

緊急手術の結果、ちょうどマックフライポテトよりやや大きい形の腫瘍が、脊髄より摘出されました。しかし腫瘍を摘出し症状の悪化は辛くも食い止められましたが、痺れがすぐ無くなる訳ではありませんでした。

病院でのリハビリは、自分にとってショックと安堵の繰り返しでした。その後辛いリハビリを重ねながら、今まで無意識に行ってきた動作が思うようにできないショックを克服し、現在ではスリャ・ナマスカラの練習もでき、クラスにも復帰できるようになりました

今まで私はクラスの中で、ヨガの練習では他者との比較ではなく、自分自身を内省することが大切であると説いていました。しかし、その言葉が自分に返ってきて、自分の未熟さを知らされます。街で楽しそうに自由に歩く人々、目の当たりにした時、どうしても自分の現状と比較し、落ち込むことがしばしありました。しかし、そこで気づかされるのは、そうした日常生活での自分の意識の持ち方こそがヨガでは大切で、ヨガの練習とは我々生きているすべての瞬間にわたると言う事です。

そもそも10年以上続いた脊髄腫瘍の痛みがヨガを始めるきっかけとなりました。摘出手術により、その痛みから解放され、ひとつの導きが終わった気がします。しかし今回の発病は、ヨガを伝える立場となった未熟な私に、シバ神はもう一度初めからヨガを学び直し、より深くヨガを味わうことの必要性を提示したくれたのではないでしょうか。この世に偶然は無く、全ては必然で成り立っていると考えるならば、全て受け入れ理解していくことが大切なことだと感じています。

アシュタンガヨガを始めると、自分の周囲に起きる偶然が、実は必然であることに気がつくことがあります。その気づきが、内なるシバの声として感じられ、自分の周囲に起こる事柄の意味を理解し、更に皆さんのヨガライフが充実していくことを願うばかりです。 そして入院中と退院後、私を暖かく支えてくれた多くのヨガメイトの皆さんに感謝したいと思います。
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プロフィール

ユキオ

Author:ユキオ
学生時代の頃より、東洋思想・インド哲学に親しむ。特にインドの思想家のクリシュナムルティと禅の道元禅師に影響を受ける

1998年 背中の強い痛みの改善としてヨガを始める佐保田鶴治氏、番場一雄氏、アイアンガー氏の著作をもとに毎日自宅にてアーサナの実習を行う。
2001年 綿本彰氏の綿本ヨーガスタジオにて、ハタヨガのアーサナの指導を受ける指導者養成コース上級終了 呼吸法コース終了
2003年 ケン・ハラクマ氏のIYCにて、アシュタンガヨガの指導受ける。IYCアシュタンガヨガ指導者コース終了
現在 IYCにて指導中

昼間は、システムエンジアとして背広を着てます。

問い合わせ・連絡先メールアドレス
asathomaom@gmail.com

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