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Shiva’s Gift  ヨガヨム9号

Shiva’s Gift  2006年秋 掲載

(ユキオ/背広ヨギ)

昨年秋パタビジョイス師のお孫さんのシャラート師が初来日を果たし、私は師の前でフルプライマリーの練習をすることができ、充実したヨガライフを送っていました。そしてヨガの素晴らしさを伝えるべく、ケン先生よりクラスを担当させてもらい、仕事とヨガと忙しい毎日でした

しかし昨年12月、私は突然数日高熱が続き下半身が麻痺し歩行困難となり、緊急入院しました。検査の結果、脊髄腫瘍が胸椎に見つかりました。MRIの写真は、頭を上にした垂直の断面写真です。その時点で、麻痺は胸から下すべてに広がり、死を意識すると同時に、命のはかなさを痛感しました。もちろん、またヨガができるかどうかまで考えが及ぶ余裕はなかったです。

緊急手術の結果、ちょうどマックフライポテトよりやや大きい形の腫瘍が、脊髄より摘出されました。しかし腫瘍を摘出し症状の悪化は辛くも食い止められましたが、痺れがすぐ無くなる訳ではありませんでした。

病院でのリハビリは、自分にとってショックと安堵の繰り返しでした。その後辛いリハビリを重ねながら、今まで無意識に行ってきた動作が思うようにできないショックを克服し、現在ではスリャ・ナマスカラの練習もでき、クラスにも復帰できるようになりました

今まで私はクラスの中で、ヨガの練習では他者との比較ではなく、自分自身を内省することが大切であると説いていました。しかし、その言葉が自分に返ってきて、自分の未熟さを知らされます。街で楽しそうに自由に歩く人々、目の当たりにした時、どうしても自分の現状と比較し、落ち込むことがしばしありました。しかし、そこで気づかされるのは、そうした日常生活での自分の意識の持ち方こそがヨガでは大切で、ヨガの練習とは我々生きているすべての瞬間にわたると言う事です。

そもそも10年以上続いた脊髄腫瘍の痛みがヨガを始めるきっかけとなりました。摘出手術により、その痛みから解放され、ひとつの導きが終わった気がします。しかし今回の発病は、ヨガを伝える立場となった未熟な私に、シバ神はもう一度初めからヨガを学び直し、より深くヨガを味わうことの必要性を提示したくれたのではないでしょうか。この世に偶然は無く、全ては必然で成り立っていると考えるならば、全て受け入れ理解していくことが大切なことだと感じています。

アシュタンガヨガを始めると、自分の周囲に起きる偶然が、実は必然であることに気がつくことがあります。その気づきが、内なるシバの声として感じられ、自分の周囲に起こる事柄の意味を理解し、更に皆さんのヨガライフが充実していくことを願うばかりです。 そして入院中と退院後、私を暖かく支えてくれた多くのヨガメイトの皆さんに感謝したいと思います。
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プロフィール

ユキオ

Author:ユキオ
学生時代の頃より、東洋思想・インド哲学に親しむ。特にインドの思想家のクリシュナムルティと禅の道元禅師に影響を受ける

1998年 背中の強い痛みの改善としてヨガを始める佐保田鶴治氏、番場一雄氏、アイアンガー氏の著作をもとに毎日自宅にてアーサナの実習を行う。
2001年 綿本彰氏の綿本ヨーガスタジオにて、ハタヨガのアーサナの指導を受ける指導者養成コース上級終了 呼吸法コース終了
2003年 ケン・ハラクマ氏のIYCにて、アシュタンガヨガの指導受ける。IYCアシュタンガヨガ指導者コース終了
現在 IYCにて指導中

昼間は、システムエンジアとして背広を着てます。

問い合わせ・連絡先メールアドレス
asathomaom@gmail.com

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